• 2024年12月17日

得意なこと

私の皮膚科医として得意なことについてお伝えしたいと思います。

①イボの治療

ウイルス性のイボの治療が好きです。小さいお子さんや大人まで手や足にできやすい尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)から、30代以降の顔にできやすい扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)、性感染症の側面のある尖圭(せんけい)コンジローマなど、ウイルス性のイボといっても色々ありますが、どれもなかなか治りにくいという特徴があります。また、治療で多く行われている液体窒素は痛みが強く、痛くて涙した方もいらっしゃるのではないでしょうか。お子さんは泣いちゃって皮膚科を嫌いになってしまいます。

液体窒素は非常にスタンダードな治療でまず行われるべきものではありますが、イボ治療は液体窒素だけではなく、他にもあります。液体窒素と同じくらい効果が期待できるものや、補助的に使う治療もあり、これらを組み合わせると難治なイボが治りやすいと思っています。なかなか治りにくい患者さんがいらっしゃるのは事実ですが、イボが難治で私の外来を紹介受診される方の多くは比較的早めに治すことができています。多分イボの治療が好きで得意なのだと思います。

②手術

全く手術をしない皮膚科医がいる一方、私は皮膚科医になってから途切れることなく手術をしてきました。手術目的に基幹病院へ紹介受診される方は多いのですが、基幹病院の多くは平日午前中しか外来をやっていないことが多く、また土日祝が休みのところが多いです。学生さんや働かれている方、また受診に付き添いが必要な方の場合、平日仕事や学校を休む必要があったり、付き添いの方の都合を合わせたりするのが大変だと思います。私がクリニックで手術を行えば地域で治療が完結するので、患者さんの受診負担が少なくて済むと思っています。手術は今のところ月曜後午後と土曜日午後に行う予定です。ニーズがあれば、他の曜日でも手術するようにします。

粉瘤やほくろなどの手術は当然行いますし、皮膚がんの手術も行います。全身麻酔が必要そうな手術や、助手がどうしても必要な手術、クリニックで診療すべきでない癌の場合はクリニックでの治療が難しく基幹病院へ紹介しますが、植皮や皮弁などある程度の手術まではできると思っています。

まだ他に書きたいことはありますが、自画自賛な文章が気持ち悪く思えてしまい、今回は私の得意なことについて2つご紹介致しました。

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