• 2024年12月14日

りんご病について

りんご病が流行しています。私の子供の頬も赤くなり、りんご病を発症しました。

頬が赤くなることで有名ですが、手足にも赤い発疹がでます。

うちの子供も、ちょうどこんな皮疹を出していました。

〇りんご病の原因は?

インフルエンザやコロナと同じでウイルス感染症です。パルボウイルスというウイルスで、10-20日の潜伏期間のあと、頬や手足に網目状、レース状といわれる紅斑が出ます。潜伏期間に微熱や咳鼻水といった風邪症状がでることはありますが、ほとんどが重症化せず治ります。

〇りんご病になったら学校を休ませる必要がありますか?

ありません。学校保健安全法上、出席停止が定められいないですし、何より感染力があるのは潜伏期間で、りんご病だと分かる紅斑が出るころには感染力はないと言われており、二次感染を予防することができないです。

〇妊婦が感染すると良くないと聞きました。

妊婦さんがりんご病を発症すると、流産や胎児の異常を生じることがあります。しかし、りんご病になった妊婦さんの胎児がすべて流産や異常を生じるわけではなく、胎児が生き延び新生児として生まれた場合、先天異常は特に無いと言われています。ですから、妊婦さんがりんご病になると流産しやすくなると言えることができます。

〇感染しないように注意することはありますか?

パルボウイルスにはワクチンはありません。また感染力があるのがりんご病だと分かる前ですから、目の前の咳や鼻水が出ている人がりんご病かどうかを見分けることができません。能動的に感染を予防することは難しいです。風邪症状がある人と接触を避けることくらいでしょうか。

引用:国立感染症研究所(https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/443-5th-disease.html

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